お知らせ
2018年11月04日(日)
【お知らせ】文化の日に承天寺で“饅頭づくり体験”を行いました
文化の日である11月3日(土)、博多 承天寺で〝饅頭づくり体験”を行いました。
このイベントは、1241年より歴史を持つ「饅頭」の777周年を記念に行われたイベントです。
今から777年前、承天寺を開いた高僧聖一国師(しょういちこくし)が、宋(中国)から博多に持ち帰った
酒饅頭の製法を托鉢の際、茶店の主人から歓待されたお礼に伝授したのが、
日本における饅頭の始まりと伝えられたいます。
また、聖一国師は「御饅頭所(おんまんじゅうどころ)」と書いた看板を渡しています。
承天寺には、この看板に書かれた文字を転写して作られた石碑が置かれています。
そう、〝博多は日本の饅頭発祥の地”なのです。
記念する饅頭777周年の今年、石村萬盛堂では、如水庵さんと
聖一国師が博多で開山した「承天寺」にて饅頭づくり体験を開催いたしました。
承天寺の老師から博多の歴史を学び、和菓子職人から饅頭づくりを習う特別な体験に、
小中学生の方々が参加してくれました。
和菓子職人に習いながら、酒麹でほんのり香りづけをした生地に餡子を包みます。
一人ひとり、和菓子職人さんの指導のもと紅白の酒饅頭を丸めました。
酒まんじゅうを蒸す間、和菓子職人が小豆から餡子になるまでのお話をしてくれました。
木箱に入れて蒸す饅頭からは、次第に酒麹の香りが周りに広がります。
蒸し上がった酒饅頭は、とてもあたたかく、すぐには食べれませんので
子どもたちが団扇で冷ましてくれました。
出来上がった饅頭を、みんなでいただきました。
歴史ある承天寺での饅頭づくり体験が、子どもたちにとって、
博多の歴史や文化を知るきっかになればうれしく思います。
石村萬盛堂では、菓子文化、博多の歴史、伝統、文化を引き続き継承するイベントを開催してまいります。
よろしくお願いいたします。