お知らせ
2021年06月16日(水)
【お知らせ】石村萬盛堂本店 7月30日リニューアルオープンいたします
博多で創業し、115周年を迎えた石村萬盛堂は、おかげさまで令和3年7月30日に本店をリニューアルオープンする運びとなりました。
目指したのは、「博多の風景が戻ってきたね」と仰っていただける店づくりです。
博多祇園山笠の追い山の日に、街中の人が集まり賑わう象徴的な須崎の街角。そこに本店を持てる有難さに心から感謝し、これからの博多の、新しい賑わいをつくるお手伝いができる本店でありたい。そんな想いを表現いたしました。
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石村萬盛堂 本店
開店日時:令和3年7月30日(金)9:00~/営業時間9:00~18:00
場所:〒812-0028 福岡県福岡市博多区須崎町2−1
電話:092-291-1592
本店休業中の仮設店舗であった「石村萬盛堂 博多土居通り店」は、本店リニューアルオープンに伴い、同年7月21日(水)18時をもちまして営業を終了いたします。
これまでのご愛顧誠に心より感謝申し上げます。
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博多の文化を伝え続けたい
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石村萬盛堂は115年に渡り、博多の皆様に支えていただいてまいりました。そのご恩への私たちなりの恩返しの一つとして、博多の街が育んできた伝統や文化を、お菓子を通して表現することで守りたいと願っております。
●博多餅つきで、子どもから大人まで街の皆様と賑わい楽しんだこと。
●どんたくの日、博多松囃子を始め、お菓子と交換できる預り笹に子ども達が喜んでくれたこと。
●山笠のある7月朔日には祇園饅頭を神棚に上げ、当たり付き大黒飴にわくわくした笑顔を見られたこと。
●放生会の名物新しょうがもちに、「毎年楽しみにしとるよ」と仰っていただいたこと。
●「うちのお仏壇には必ず鶴乃子」とお話しいただいたお客様が、日を開けずにご来店いただいたこと。
街の賑わいを、街の皆様と一緒につくってこられたことは、私たちの誇りです。
進取の気性に富み、陽気で、無邪気なこころを持つ博多っ子が引き継いできた、博多の文化。これを世界に伝え、未来につないでゆくために、そして、博多の益々の繁栄のお役に立てるように、これからも須崎の角で、お菓子をつくりつづけます。
新本店で大切にした5つのこと
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お客様に感じていただきたいのは、石村萬盛堂が愛する博多文化の素晴らしさです。それを伝えるために私たちは5つのことを大切にしました。
1)博多祇園山笠の計測所の位置と設け方
本店は、山笠の廻り止の横に位置しており、有難いことに、追い山のタイム計測所として長らく店舗をご利用いただいてきました。そこで、大事な計測を、これまでと変わらない位置で行っていただけるように設計いたしました。
計測所に上がっていただくことはできませんが、年間を通して山笠に触れていただけるように、お客様への山笠の魅力についてのご説明や、説明パネルの設置を予定しています。
2)象徴的な風景としての角を取った柱と看板
本店横には、「廻り止め」と書かれたアーチがございます。このアーチと一緒に鶴乃子の看板を写真に撮られる方は多く、ホテルオークラ側から絵をお描きになる方もいらっしゃいました。この象徴的な風景を残したく、新本店でも柱の角を取り、前と同じ位置に「鶴乃子」と「萬盛堂」の看板を設置しました。
3)無邪気なこころを表す、透明のガラス塔
店内でまず目を引くのは、「無邪気なこころ」をテーマにした、ガラス張りの塔。街に向かって大きく開く、透明なガラス塔のその開放的な姿は、無邪気で開けっぴろげな気性を持つ博多っ子のまっすぐした素直さを表しています。中には博多ならではのお菓子を並べ、また115年の歴史の中で伝わってきた博多の画や人形など、思い出の品々も並びます。
4)本店でしか食べることのできないお菓子
鶴乃子は、石村萬盛堂そのものです。和菓子の餡と洋菓子のマシュマロ、石村萬盛堂らしい和洋折衷菓子を新たに進化させ、本店だけでお召し上がりいただけるお菓子をご用意いたします。
※7月に具体的な内容を発表いたします。
5)博多を語り、感じられる広場とイベント
博多の文化を伝え、そして私たちも新しい博多の発見を行うことを目的に、新本店は人と人が交わる「広場」としても活用してまいります。
※7月に具体的な内容を発表いたします。
新型コロナウィルス感染症の拡大により、あらゆる方々の暮らし、仕事、祭り、楽しみなどに影響が出ています。菓子屋も例外ではなく、経験の無い事態にもがく中、開店準備を進めることになりました。これからも博多に石村萬盛堂が本店を構え続けることには、世の中にとって、私たちにとって、どんな意味があるのだろうかと何度も考えました。その時に思い出したのは、お客様からいただいた、あたたかい笑顔やお言葉です。それに背中を押していただいて、これからも博多と共に、萬年盛り上がり栄える博多の菓子屋であり続けたい、と改めて決意いたしました。
博多の素晴らしさの再発見に、あるいは博多の思い出を作りに、本店へぜひお越しください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。